最近、お米の価格高騰や品薄をきっかけに、「玄米で保存して、食べるときに自宅で精米する」という新しいスタイルに注目が集まっています。

特に精米所が混雑している今、自分のペースで好きなタイミングに精米できる家庭用精米機が、忙しい家庭の強い味方になっているんです。
この記事では、人気の家庭用精米機「山本電気 MB-RC52W(道場六三郎 匠味米)」と「ツインバード MR-E520W(精米御膳)」の2機種を比較。
味のこだわり、使いやすさ、デザイン性、コスパなど、多角的な視点からそれぞれの特徴を丁寧に解説しています。
「初めて精米機を買おうと思ってるけど、どっちがいいの?」「玄米生活にぴったりな機種は?」と迷っている方にとって、選び方のヒントがきっと見つかる内容になっています。

玄米派の方も、これから取り入れたい方も、ぜひチェックしてみてください。
▼山本電気MB-RC52W▼
▼ツインバードMR-E520W▼
家庭用精米機が今アツい理由
お米の価格高騰と玄米ストックの注目度アップ
昨年の夏ごろから、お米の価格がじわじわと上がり、店頭でもなかなか見かけなくなった…という声が増えてきましたよね。
実際、政府が備蓄米の放出を最初に発表してからも、すぐには市場に出回らず、「どこに売ってるの?」と感じた方も多かったと思います。
最近になってようやく、小泉農林水産大臣の方針により、古米や古古米だけでなく、もっと古い備蓄米まで市場に出されるようになって、やっと価格が落ち着きはじめたところです。
ただし、精米所の処理が追いつかないという理由で、玄米のままで販売されるケースも増えているようなんです。
精米所不足でも自宅ならいつでもおいしいご飯が食べられる
そうなると「だったら玄米を買って、自分で精米したほうが早いし便利!」という考え方が注目されています。

玄米なら長期保存もできるし、好きなタイミングで必要な分だけ精米できるから、無駄がなくて安心。
しかも、精米したてのお米は香りや味が格別。
家庭用精米機があれば、毎日のごはんがちょっと楽しみになる、そんな暮らしが叶えられるんです。
2機種の概要をチェック
山本電気 MB-RC52W(道場六三郎 匠味米)ってどんな機種?
山本電気のMB-RC52Wは、有名和食の匠・道場六三郎氏が精米精度を監修した家庭用精米機です。
* 精米モードが超豊富
道場氏の味覚に基づいて10段階(みがき米・白米・8分~2分づき・胚芽米)が設定されていて、好みに応じた精度で精米できます。
* サイズ感
幅20×奥行27.4×高さ23.8cm、重さ約3.1kgで、キッチン台にも置きやすいコンパクト設計です。
* 電力は300W
一般的な家庭用精米機の電力ですが、かくはん式のため温度上昇を抑えておいしさに配慮しているそうです。
* お手入れやすさ
ぬかボックスや精米カゴは取り外しできて、洗いやすく清潔キープしやすい設計。
全体的に、細かい精米好みを重視した人にぴったりなモデルで、見た目の重厚さよりも味の追求を優先している印象です。
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ツインバード MR-E520W(精米御膳)はどんな感じ?
ツインバードのMR-E520Wは、家庭のキッチンに気軽に取り入れやすい設計が魅力です。
* かくはん式でムラなく精米
白米・7分・5分・3分づきはもちろん、胚芽モード、追加精米、白米みがきモードまで備え、必要に応じて後から微調整も可能で、操作はダイヤル式で直感的。
* コンパクト設計
サイズは約幅19.5×奥行26.5×高さ23.5cm、重さは約3.3kgで、上記MB-RC52Wとほぼ同じ。特徴はコードリール式で取り回しがラクな点。
* 電力消費は175W
低電力で静かに稼働するため、夕食時や夜間の利用でも気になりにくそうです 。
* お手入れも楽々
ぬかボックスと精米かごが一体になって取り外せるので、ぬかがこぼれにくく、丸洗いできる点もポイント。
コンパクトで手軽、モードも多彩なため、初めての家庭用精米機としてすごく使いやすそう。

特に夜間でも気兼ねなく使えるのは嬉しいですね。
スペック比較まとめ
項目 | MB-RC52W | MR-E520W |
---|---|---|
重さ | 約3.1kg | 約3.3kg |
サイズ | 幅20×奥行27.4×高さ23.8cm | 幅19.5×奥行26.5×高さ23.5cm |
消費電力 | 300W | 175W |
モード数 | 白米~2分づき・胚芽含む10種 | 白米~3分づき・胚芽・追加・みがき含む |
コード | ストレート式 | コードリール式 |
清掃性 | 各パーツ取り外し式 | ぬかボックス一体式で丸洗いOK |
▼山本電気MB-RC52W▼
▼ツインバードMR-E520W▼
大きさはほぼ同等ですが、MB-RC52Wは精米モードのバリエーションが多く、MR-E520Wは電力が控えめで操作がシンプルという違いがあります。
2つの精米機に共通するポイント
自宅で精米できるという安心感
どちらの機種にも共通しているのが、自宅で手軽に玄米を精米できること。
これは最近のようにお米の流通が不安定な時期には特に心強いポイントですよね。保存性の高い玄米をストックしておけば、必要なときに精米して、炊きたてのおいしいご飯をすぐに楽しめるんです。

精米所に行く手間やタイミングのズレに悩まされることなく、家庭で完結できるのは、特に忙しい方にとって大きなメリットだと感じます。
分づき米も胚芽米も、自分好みに調整可能
どちらの機種も「白米だけ」じゃなくて、栄養や風味を残せる“ぶづき米”や“胚芽米”に対応しています。
最近は健康志向が高まっていることもあって、「全部削ってしまう白米よりも、ちょっと栄養残しておきたい」という方も増えてきましたよね。
その日の気分や体調に合わせて食感や栄養バランスを選べるのは、家庭用精米機ならではの魅力。
ふだんから食生活を意識している方にとっては、かなり心強い味方になります。
操作がシンプルで、毎日でも使いやすい
どちらの精米機も、操作はとてもシンプル。
ダイヤルやボタンで好みのモードを選んで、玄米を入れてスタートするだけ。特別な説明書を読まなくても直感的に使える設計になっていて、忙しい日々の中でもストレスなく取り入れられます。
また、容量も最大4合とちょうどよく、毎日使い切れる分量で精米できるのも実用的です。小さめのキッチンでも圧迫感がなく置けるサイズ感も共通の特徴ですね。
使い方や特徴に違いあり!徹底比較
精米方式の違いは制御型と自動かくはん式の使い心地
山本電気のMB-RC52Wは、精米プログラムの精度が非常に高く、モードの切り替えが10段階と細かいのが特徴です。
なかでも「みがき米」モードが独自で、お米の表面を軽く削ることで炊き上がりの香りを引き立ててくれる設計になっています。

道場六三郎さん監修ということもあって、「料理の味を引き立てるお米づくり」を意識したつくりです。
一方、ツインバードのMR-E520Wは、かくはん式の自動制御でお米を優しく混ぜながら精米する方式。
ぶづきや胚芽モードに加え、「追加精米」や「白米みがきモード」もあるため、炊飯直前の調整がしやすく、使い勝手の良さが際立ちます。
操作性と仕上がり調整のしやすさ
操作に関しては、どちらも非常に簡単ですが、ツインバードのMR-E520Wの方が「シンプルで迷いにくい」印象です。
ダイヤルで回すだけなので、「今日は5分づきにしてみようかな」という気軽な調整もしやすく、初めての精米機としても安心です。
一方、山本電気のMB-RC52Wは、10段階の細かな調整ができるぶん、こだわり派の方には嬉しい仕様。
最初に設定に迷うかもしれませんが、慣れれば細かく好みを反映できるというメリットがあります。
サイズや使いやすさの違いは微差
サイズは両者ほぼ同じ。
どちらもキッチンに無理なく置けるコンパクト設計ですが、MR-E520Wは「コードリール式」になっているのが地味に便利。
使うときだけ引き出せるので、収納時のコードの煩わしさがありません。

また、音に関してはツインバードの方がやや静かとの声も。夜遅くの使用やマンション住まいの方には安心感があるかもしれません。
コスト面の違いと機能のバランス
価格帯では、山本電気のMB-RC52Wの方がやや高価な傾向にありますが、その分「味へのこだわり」や「モードの多さ」に価値を感じる方には納得の内容です。
対して、ツインバードは比較的手が届きやすい価格設定で、必要十分な機能を備えています。
コストパフォーマンスを重視する方や、はじめて精米機を使う人にはちょうどいい選択肢かもしれません。
比較内容をまとめました
比較項目 | 山本電気 MB-RC52W | ツインバード MR-E520W |
---|---|---|
精米方式 | 道場六三郎監修、10段階設定 | かくはん式、分づき+追加精米 |
モード数 | 10種類(みがき米~胚芽) | 6種類(白米・胚芽・みがきなど) |
サイズ(約) | 幅20×奥行27.4×高さ23.8cm | 幅19.5×奥行26.5×高さ23.5cm |
重さ | 約3.1kg | 約3.3kg |
消費電力 | 300W | 175W |
お手入れ | パーツ取り外しOK | ぬかボックス一体型で楽 |
おすすめタイプ | 味にこだわりたい人向け | 手軽さ・コスパ重視派に |
▼山本電気MB-RC52W▼
▼ツインバードMR-E520W▼
忙しい毎日でも使いやすい工夫がたくさん
精米タイミングを自分で決められるって、やっぱり便利
日々の暮らしって、時間が読めないことも多いですよね。
子どもの送迎や仕事、家事の合間で食事の準備もバタバタ…そんなとき、精米済みのお米が切れてると意外とストレスになります。
でも、家庭用精米機があれば、「必要なときに、必要な分だけ」精米できるから、買い忘れや精米所の営業時間を気にせずに済むんです。
特に最近は、玄米で売られているお米も増えてきているので、「まとめて買って、自分のペースで使う」スタイルが自然にできるのは本当に助かります。
洗いやすさ・掃除のしやすさも重要ポイント
どちらの機種も、使い終わった後のお手入れがしやすくなっています。
MB-RC52Wはぬかボックスや内釜が取り外しできて、ぬか残りをしっかり洗えて衛生的。ツインバードのMR-E520Wはぬかボックスと精米カゴが一体で取り出せる設計なので、ぬかがこぼれにくく、忙しいときでもサッと洗えるのが嬉しいポイントです。
地味ですが、精米のたびに掃除が大変だと続かないので、この手軽さは見逃せません。
音や振動、子どもがいる家庭でも安心?
精米機というと「音がうるさいのでは?」と心配する方も多いかもしれません。
確かに、動作中はある程度の音はしますが、ツインバードのMR-E520Wは比較的静かだという声が多く、マンションでも使いやすい印象です。
また、どちらの機種も安全設計がしっかりしていて、フタがきちんと閉まっていないと動かないようになっていたり、動作中に無理に開けられないようになっていたりと、小さなお子さんがいる家庭でも安心して使えるよう工夫されています。
このように、家庭用精米機はただ「お米を削る道具」ではなく、忙しい毎日を支えてくれる頼れる家電だと感じます。
デザインとキッチンでの使いやすさ
どちらも清潔感のあるホワイトカラーで統一感◎
キッチン家電って、見た目の印象も結構大事ですよね。
今回ご紹介している2機種、山本電気のMB-RC52WもツインバードのMR-E520Wも、どちらも清潔感があります。
これなら、どんなキッチンインテリアにもスッと溶け込みやすい印象です。
コンパクトサイズで“出しっぱなし”でも気にならない
どちらのモデルもコンパクト設計で、幅20cm前後、高さも24cm程度。炊飯器と並べて置いても圧迫感がなく、キッチンカウンターやシンクの端にもスッと収まります。
正直、精米機って「使うたびに出す」のはちょっと面倒。
なので、見た目に圧迫感がない=出しっぱなしでも気にならないというのは大きなメリットです。使いたいときにすぐ手が届くのは、日常づかいするうえで大きな差になりますよね。
生活感を出しすぎないシンプルな形状
機能が充実していても、見た目が“いかにも家電”だと置きにくいという方もいらっしゃると思います。
その点、どちらも操作パネルがシンプルで、ボタンやダイヤルも必要最小限。特にツインバードのMR-E520Wは、すっきりしたフォルムで、あまり存在感を主張しすぎません。

「人を呼ぶ時は目立たないようにしたい」「使いやすいけど生活感は抑えたい」という方にはぴったりです。
このように、デザイン性やサイズ感の点でも、毎日使う家電として取り入れやすい精米機だと言えそうです。
費用とコスパで見る、精米機の価値
本体価格だけでなく“お米代”にも注目
見落としがちなのが「お米代」。
実は、玄米の方が白米よりも安く販売されていることが多く、精米を自宅でできるようになることで、長い目で見るとお得になるケースもあります。
長期保存ができて“無駄買い”が減るのも魅力
精米されたお米は、実はあまり長く保存が効きません。
風味も徐々に落ちていってしまいます。その点、玄米は保存性が高く、環境によっては半年~1年ほど持つとも言われています。
自宅で精米できるようになると、「今すぐ使わなくてもいい」ときにお米をまとめ買いしやすくなり、値上がり前に買っておく…という選択肢も持てるようになります。
これは意外と節約につながるポイントなんです。
電気代やメンテナンスコストは?
精米時の電気代はどちらも1回あたり数円程度で、家計を圧迫するようなランニングコストはほとんどありません。
また、パーツの取り外しができる構造なので、特別な洗浄液や専用フィルターなどの消耗品も不要。日常的に水洗いしておけば、長く快適に使い続けられる仕様です。
この点でも、導入コストさえクリアできれば、長期的には“節約につながるアイテム”とも言えそうです。
こんな人にはこの精米機がおすすめ
MB-RC52W(山本電気)がぴったりな人
・お米の味にしっかりこだわりたい
・分づき米の細かい調整がしたい(10段階)
・料理に合わせて“みがき米”や“胚芽米”を使い分けたい
・和食をもっとおいしく楽しみたい
山本電気のMB-RC52Wは、道場六三郎さんの監修が象徴するように、“味へのこだわり”を重視したい方に向いている精米機です。
とにかく多彩なモードで「自分好みの米質」を選べるので、お米の変化を楽しみたい方や、食感・香りに敏感な方にはぴったりだと思います。
MR-E520W(ツインバード)がぴったりな人
・とにかく手軽に家庭精米を始めてみたい
・初めてでも迷わず使えるものが欲しい
・お手入れが簡単で、時間をかけずに使いたい
・できるだけコストを抑えて導入したい
ツインバードのMR-E520Wは、精米機初心者さんにも扱いやすい構造と、シンプルな操作性が特徴。
白米はもちろん、分づき米や胚芽米にも対応していて、日常使いには十分すぎるほどの機能があります。
収納しやすいコードリール式や静音設計など、細かい気遣いが詰まっているのも好印象です。

選ぶポイントとしては、「こだわり派」か「手軽派」か。この違いが判断の分かれ目になりそうです。
実際に使った人の使ってみた感想・口コミから分かること
ユーザーの声から見える共通点と傾向
お勧めポイント
・手軽に「精米したてのおいしさ」を毎回楽しめる点が好評
・操作がシンプルで初めてでも使いやすいという声が圧倒的
・ぬかや内部パーツの洗いやすさが評価点
気になるポイントはこんなとき
・音に関しては両モデルとも「大きい」と感じるユーザーがいて、夜間や静かな時間帯には少し気を使う声も※環境によって感じ方にも違いが出ます
・MB-RC52Wでは稀に「温度上昇による故障」の報告があり、長期耐久性に注意が必要
・MR-E520Wでは「カゴやモーター部分の耐久性(消耗品)」に不安を感じる場合も
これらの生の声からわかるのは、「精米タイミングやお手入れのしやすさに満足しつつ、音や耐久性には少し気を使いたい」というリアリティ。
ユーザー自身が納得した上で選んで使っている印象です。
最終的にどちらを選ぶべきか?
大切なのは「何を重視したいか」
ここまで見てきたように、山本電気のMB-RC52WとツインバードのMR-E520Wは、それぞれ違った強みを持っています。

どちらも「玄米を自宅で手軽に精米できる」という点では共通していますが、選ぶべき基準は“あなたが何を一番重視するか”です。
味へのこだわりを重視するならMB-RC52W
「お米の仕上がりにとことんこだわりたい」「分づきの具合を毎回細かく調整したい」という方には、MB-RC52Wが向いています。
10段階の精米モードは他にはなかなか見られない特長で、料理との相性に合わせてお米の風味を引き出せる設計です。
また、みがき米モードがあることで、通常の白米よりもさらにおいしさを引き出せるので、毎日の食事を“ちょっと贅沢”にしたい方にもぴったり。
手軽さ・コスパ重視ならMR-E520W
「できるだけ簡単に扱いたい」「精米って初めてだけどチャレンジしてみたい」という方には、MR-E520Wの方が合っているかもしれません。
操作のシンプルさとメンテナンスの手軽さ、価格面のバランスがとても良く、初めての一台として安心して選べるモデルです。
また、白米みがきや追加精米など、実用的な機能も充実していて、日常使いに無理なく馴染む仕様になっています。
どちらを選んでも“精米したてのごはん”は楽しめる
精米したてのお米は、香りも味も格別です。忙しい日々の中でも、家庭用精米機があることで、食卓の満足度がぐっと上がります。

玄米を賢くストックしておくことで、食費の節約にもつながりますし、毎日のご飯がちょっと楽しみになるのも嬉しい変化ですよね。
自分に合ったスタイルで、無理なく続けられる精米ライフを始めてみてはいかがでしょうか?
▼山本電気MB-RC52W▼
▼ツインバードMR-E520W▼
まとめ
・精米機が注目されている背景には、玄米の保存性と精米所の混雑状況がある
・山本電気MB-RC52Wは、味にこだわりたい人向けの高機能モデル
・ツインバードMR-E520Wは、手軽さとコスパに優れた入門モデル
・どちらも操作は簡単で、ぶづき米や胚芽米に対応
・選ぶポイントは「味へのこだわり」か「使いやすさ・価格重視」か
・自宅での精米は、日常に小さな贅沢と安心感をプラスしてくれる

毎日のごはんがもっとおいしくなる精米機選び、ぜひあなたにぴったりの1台を見つけてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。